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  • 1988年(昭和63年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1988年(昭和63年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1988年(昭和63年)の日本新語・流行語大賞です。
    1984年から開始され、この年は第5回に当たります。

    前年・翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

    気になった言葉をピックアップしてみると・・・。
    流行語部門大衆賞の「しょうゆ顔・ソース顔」。
    しばらく聞かない用語でしたが、最近また使われだしてるので少し前の世代は知らなくても、一周回って今の若い世代では通じるかもしれません。

    それと特別賞部門特別功労賞の「一村一品/ヒューマン・ブランド」。
    この用語は知りませんでしたが、現在では村単位ではないものの全国各地の自治体が特産品のブランド化や、生産者情報を野菜のラベルにするなどの動きが見られますが、当時としてはかなり斬新なアイデアだったのではないでしょうか。

    公式サイトの発表はこちら「1988年の日本新語・流行語大賞」です。

    1988年の日本新語・流行語大賞

    1988 新語部門

    新語部門 金賞
    ペレストロイカ 当時ソビエト連邦の共産党書記長ゴルバチョフさんが提唱し行った政治改革運動のこと。
    長らく続いていた一党独裁制で硬直した政府の立て直しや国民の不満が高まっていた背景から、グラスノスチ(情報公開)などを柱に軍縮、他国介入停止や一部市場経済の導入など民主的な方向への舵きりは世界中から好感をもった評価を受けました。
    受賞者は当時駐日ソビエト連邦大使のソロビエフ・ニコラエビッチさん。
    新語部門 銀賞
    ハナモク 現在でも時々耳にする「ハナキン」(花の金曜日の略)は、週休2日制で明日休みの状況である金曜日の仕事上がりに、飲んだり遊んだりすること。
    これに対し「ハナモク」(花の木曜日)は、金曜からは海外旅行やスキーなどのレジャーに使い、木曜を遊びに使うのが最適という認識の広まり。
    受賞者は、上記のような状況を読み取りいち早く定休日を木曜から火曜に変更した、銀座に本店のあるデパートの(株)松屋。
    新語部門 銅賞
    トマト銀行 岡山県岡山市に本店のある銀行で相互銀行だった「山陽相互銀行」から普通銀行への移行とともにこの名称に変更。
    当時としてはこれまでの銀行の名前にない斬新なネーミングにより注目、またトマトジュース等のトマト加工商品を扱うカゴメが講座を開設するなどでも話題に。
    名称の由来は公式サイトによると「トマトのもつみずみずしく、新鮮で、明るく健康的なイメージが、当社の目指すべき企業イメージとピッタリ合うということで発案」とのこと。
    受賞者は当時の山陽相互銀行社長・吉田憲治さん
    新語部門 表現賞
    遠赤(効果) 遠赤は「遠赤外線」の略で、健康管理や生鮮食品の鮮度を保つ効果があるとされる遠赤が、当時の健康ブームに乗り様々な商品で扱われるようになりました。
    受賞者は遠赤外線国際研究会。
    カイワレ族 カイワレはプラスチックケースに入ったウレタンの苗床で、土でもなく水で生きるその管理されながら育てられる姿が、まるで中学生や高校生の姿のようだとの表現した用語。
    医師で執筆家の村崎芙蓉子さんによる著書「カイワレ族の偏差値日記」の中に書かれていたこのような指摘が大きな反響を呼び、呼NHKの土曜ドラマ「カイワレ族の戦い」としてテレビドラマ化もされました。
    受賞者は村崎芙蓉子さん。

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    1988 流行語部門

    流行語部門 金賞
    「今宵はここまでに(いたしとうござりまする)」 1988年1月10日から12月18日まで放送されたNHKの大河ドラマ「武田信玄」で、最終回と一部の回を除き毎回物語の最後に「今宵はここまでに致しとうござりまする」というナレーションで締めくくられ、これがネタとなり会議や集会や飲み会などでも終了の台詞として使われるなど話題に。
    受賞者は自らも出演しナレーションも行っている大井夫人役の若尾文子さん。
    流行語部門 銀賞
    ドライ戦争 現在でも人気のビール「アサヒスーパードライ」のヒットに対し、キリンビールやサッポロビール、サントリーなどの大手ビールメーカー各社が「ドライビール」を発表するなどのシェア争いの事。
    テレビCMやラジオに雑誌にと「ドライ」の文字が並んだり、パッケージ・缶のデザインや名称まで類似の商品が出回るなどの事態に。まさに戦争のようだった事から。
    ドライ戦争の勝者はアサヒで、この年のビール市場占有率でサッポロを抜き2位となり、後に首位となる足がかりとも言える勝利でした。
    受賞者は当時アサヒビール社長の樋口廣太郎さん。
    流行語部門 銅賞
    シーマ(現象) 好景気に沸く日本経済でしたが、当時国産車には3ナンバーや高級車と呼ばれる自動車が非常に少なく、大きい車を求める人は外車を選ぶこととなり当時は外車ブームでした。そんな中、国産の3ナンバー高級車として日産から発売された「シーマ」が爆発的な人気に。
    日本人の高級志向への意識変化を象徴する「シーマ現象」という言葉が使われました。
    受賞者は当時日産自動車社長の久米豊さん。
    流行語部門 大衆賞
    アグネス論争 1987年に歌手でタレントのアグネス・チャンさんが出産、翌年2月にフジテレビ系列で当時放送していた「なるほど!ザ・ワールド」に子連れで収録スタジオに出勤したことをマスコミが取り上げます。
    これに大物歌手の淡谷のり子さんがテレビでこの行為を否定発言、さらに作家の林真理子さんが週刊文春のコラムで批判し、アグネスさんはこれに「中央公論」で反論します。
    その後も双方の否定派・肯定派を巻き込んで雑誌やテレビで議論を交わすなど国民的関心になりました。
    結婚したら仕事を辞めるのが当たり前の時代背景や、男女雇用機会均等法が施行され女性の自立が注目されていた中での「時代」を感じさせる出来事だったといえます。
    受賞者は当事者のアグネス・チャンさん。
    5時から(男) 栄養ドリンク「グロンサン」(当時:中外製薬)のテレビCMで、高田純次さん演じる中年サラリーマンが午後5時までの仕事で疲れきっているものの、午後5時に仕事を終えグロンサンを飲んで元気になって遊びに行くというストーリーがサラリーマンに受けました。
    商品は売り上げを伸ばし、仕事よりも遊びが中心の人達のことを「5時から男」と表現するようになりました。
    なお、同商品のこの年のキャッチコピーは「5時まで男も、5時から男も、グロンサン」、翌年1989年からは「5時から男のグロンサン」になっています。
    受賞者はタレントの高田純次さん。
    しょうゆ顔・ソース顔 切れ長で一重・奥二重をした和風の薄い顔立ちを「しょうゆ顔」、彫りが深く目鼻がくっきりしている洋風の濃い顔立ちを「ソース顔」と、男性の顔を分類する遊びが若い女性の間で流行。
    「マヨネーズ顔」「ケチャップ顔」「みそ顔」などの分類もありました。
    受賞者はしょうゆ顔の代表として東山紀之さん、ソース顔の代表として錦織一清さんの両名。

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    1988 特別賞部門

    特別賞部門 特別功労賞
    一村一品/ヒューマン・ブランド 一村一品運動は当時大分県知事の平松守彦さんが提唱し、1980年から大分県の全市町村で開始された地域振興運動で、県内各市町村がそれぞれに何か特産品を育て上げて地域を活性化させるのが目的。1982年には「一村一品のすすめ 」を出版しています。
    ヒューマンブランドは顔が見える生産者とすることで、生産者自体をブランドにする試み。
    これが日本全国の自治体でも導入する事例が見られるなど広がりを見せることになりました。なお、現在では東南アジアでも導入の動きが見られます。
    受賞者はご本人の平松守彦さん。
    特別賞部門 人語一体傑作賞
    「ユンケルンバ ガンバルンバ」 佐藤製薬が発売している栄養ドリンク「ユンケル黄帝液」のテレビCMでタモリさんが言うセリフ。
    意味合い的には「ユンケルを飲んで頑張ろう」という内容になると思われますが、言葉の響きとタモリさんの個性と表現が合わさって独特な世界観が受け「人語一体傑作賞」を受賞。
    CM出演のきっかけは、2014年までフジテレビ系列放送されていた「笑っていいとも!」の放送終了後のフリートークでタモリさんが「ユンケルを飲んだら風邪が治った」と発言したところ佐藤製薬からユンケルが大量に送られてきたことから。
    受賞者はタレントのタモリこと森田一義さん。
    特別賞部門 報道傑作賞
    「ふつうは“汚職”と申します」 この年、戦後最大の企業犯罪と言われた贈収賄事件、リクルート事件が発覚。
    関係者は一様に「知らない」「秘書が」などのようにしらばっくれる中、産経新聞の見出しに登場したのがこの『ふつうは“汚職”と申します』の文字。このズバっと言い切ったフレーズが絶賛されました。
    受賞者は産経新聞の山本泰夫さん、藤田実さんの両氏。

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    他の年の流行語について

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  • 1987年(昭和62年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1987年(昭和62年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1987年(昭和62年)の日本新語・流行語大賞です。1984年から開始され、この年は第4回に当たります。

    前年・翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

    気になったのは新語部門の表現賞「朝シャン」。
    今ではもう当たり前過ぎてわざわざこの用語を使わないくらいですが、それまで朝髪を洗う習慣がなかったのが驚きです。

    そして民営化によりこの年に誕生したJRは新語部門の銀賞です。
    この年より前は「日本国有鉄道」略して国鉄(こくてつ)という政府100%出資の公社でした。

    公式サイトの発表はこちら「1987年の日本新語・流行語大賞」です。

    1987年の日本新語・流行語大賞

    1987 新語部門

    新語部門 金賞
    マルサ マルサは国税査察官の事で、査察の「さ」を○マークで囲んで読むと「マルサ」になる事から。
    この年(1987年)に公開された女性査察官を主人公にした映画「マルサの女」が大ヒットし、マルサが注目される事に。
    受賞者は「マルサの女」脚本・監督の伊丹十三さん、主演女優の宮本信子さん。
    新語部門 銀賞
    JR 日本国有鉄道(国鉄)が4月1日に分割民営化し、JRグループに生まれ変わり、「JR」の言葉が大きく報道。
    国鉄は1872年(明治5年)に新橋駅 – 横浜駅間で正式開業から115年の歴史がありました。
    JRは「Japan Railways」(ジャパン レイルウェイズ)の略で、旧国鉄は「Japanese National Railways」(ジャパニーズ ナショナル レイルウェイズ)です。
    なお分割によってそれぞれ次の12の法人に承継されました。
    「北海道旅客鉄道」「東日本旅客鉄道」「東海旅客鉄道」「西日本旅客鉄道」「四国旅客鉄道」「九州旅客鉄道」「日本貨物鉄道」「鉄道通信」「鉄道情報システム」「新幹線鉄道保有機構」「財団法人 鉄道総合技術研究所」「日本国有鉄道清算事業団」。
    受賞者は日本国有鉄道清算事業団理事長の杉浦喬也さん。
    新語部門 銅賞
    第二電電 1985年の通信自由化により電電公社がNTTとなり、新会社が次々と参入してきます。
    1984年6月に設立した「第二電電」は他の参入企業の多くがカタカナや英語の名称の中、独特のネーミングと1987年に開始した「0077市外電話」が注目されました。
    なお、auで知られる現在のKDDI株式会社は第二電電が前身になっています。
    受賞者は第二電電の当時社長 森山信吾さん。
    新語部門 表現賞
    サラダ記念日 俵万智さんのデビュー歌集「サラダ記念日」が280万部のベストセラーに。歌集としては異例のヒットで、短歌ファンの獲得にも貢献したと言えます。
    タイトルにも使われた歌『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』はあまりにも有名なフレーズに。
    大学卒業後に国語教師として働きながら発表した「野球ゲーム」が1985年の第31回角川短歌賞次席になり、翌年の第31回では
    「八月の朝」が角川短歌賞受賞になるなど、サラダ記念日の発売前から超大型新人として注目されていました。
    受賞者はご本人の俵万智さん。
    朝シャン(モーニング・シャンプー) 資生堂の「モーニングフレッシュ」という斉藤由貴さんが出演していたシャンプーのテレビCMで使われたフレーズ「朝のシャンプー」を略して「朝シャン」。
    それまであまりなかった、朝にシャンプーするという習慣が女子高校生を中心に広まり、その後もこの習慣は収束することなく続きます。
    髪を洗える広い洗面台もこの頃から増え始めました。
    受賞者は資生堂商事(現:エフティ資生堂)のセールス商品事業部。
    ノリサメ 乗ってるかと思いきや冷めてる、本心が読みにくくわかりづらい、扱いにくい事を指します。またそういった人達を「ノリサメ族」と呼びます。
    前夜の飲み会では盛り上がっていて心開いたようにも見えたものの、翌日には昨日の事がなかったかのように冷めているなどの行動が該当します。
    乗るときはノって、すぐに冷静にな態度で番組を進行するなどノリサメを演じられるタレントとしての評価により、受賞者は高田純次さんと兵藤ゆきさんの両名。

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    1987 流行語部門

    流行語部門 金賞
    懲りない○○ 安部譲二さんの著書「塀の中の懲りない面々」がベストセラーとなり、その影響からか汚職や詐欺など何かあきれるような事件が起きると『懲りない○○』のように新聞やテレビで報道されるパターンが目立った事から。
    刑務所を舞台にした懲役囚の日常を描いた自伝的な小説で。「塀の中」は刑務所の事で、「懲りない面々」は罪を犯したのに反省していなかったり再び刑務所に戻ってくる人達の事を指しています。
    受賞者はご本人の安部譲二さん。
    流行語部門 銀賞
    「なんぎやなぁ」 この年阪神タイガースの戦績が振るわず、その件に関して日本テレビ系列で放送されていた「ズームイン!!朝!」にで辛坊治郎さんと森たけしさんが『なんぎやなぁ』と心境を表現したところ、批判でもなく罵りでもないこの悔しい気持ちが伝わってくるような台詞が話題に。
    毎回負けた試合の度に「なんぎやなぁ」と言うのが恒例になり、視聴者プレゼント用に「なんぎやなぁステッカー」も作られました。
    受賞者は辛坊治郎さんと森たけしさんの両名。
    流行語部門 銅賞
    ゴクミ 当時女優・タレントの後藤久美子さんの愛称。「ごとうくみこ」の略。
    語呂がよかったこともあり、テレビや雑誌などのマスコミで頻繁に使われる事に。
    流行語公式サイトでは『元祖“国民的美少女”と言われたゴクミ人気が大フィーバー。人気ドラマ「伊達政宗」に出演したとはいえ、演技は今一のゴクミがなぜ人気沸騰したかは謎』と紹介されています。
    受賞者はご本人の後藤久美子さん。
    流行語部門 大衆賞
    マンガ日本経済入門 1986年11月に出版の、経済をわかりやすく解説した石ノ森章太郎さんの経済学習漫画「マンガ日本経済入門」がヒット。
    大人向けの学習漫画という今までにないジャンルを開拓し、他分野でも大人向け漫画が発売されるなど、その後の出版にも影響を与えました。
    実は第1巻だけご本人は書いておらず、ヒットを受けて2巻から書き始めたようです。
    同年には小学館漫画賞、翌年には第17回日本漫画家協会賞大賞を受賞。
    受賞者は石ノ森章太郎さん。
    ワンフィンガー ツーフィンガー サントリーのウイスキー「サントリーオールド」のテレビCMで、村松友視さんの台詞「ワンフィンガーでやるもよし。ツーフィンガーでやるもよし。」から。
    指一本分・二本分の量をグラスに注ぐことから由来しています。それぞれシングル(約30ml)・ダブル(約60ml)と同じ意味です。
    この表現が受け、しばらく実際のバーでの注文でもこの言い方で行われていました。
    受賞者はCMに出演してらっしゃったご本人で作家の村松友視さん。
    サンキューセット 日本マクドナルドが「ハンバーガー」「ポテト」「飲料」の3点を組み合わせて安くなる、390円のセット「サンキューセット」(39をサンキューと読ませる)を売り出したところヒット商品に。
    これに追随しロッテリアが380円の「サンパチトリオ」を発売、翌年1988年にはその対抗として日本マクドナルドがさらに値下げした360円で「サブロクセット」を販売しました。
    受賞者は当時日本マクドナルド(株)社長の藤田田さん。

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    1987 特別賞部門

    特別賞部門 特別功労賞
    “国際”国家 1806日に及ぶ長期政権だった中曽根首相の発言やスローガンから。国内では日本専売公社(現:JT)、日本国有鉄道(現:JR)、日本電信電話公社(現:NTT)の民営化などの改革に取り組み、外向けには「国際国家・日本」を合言葉に様々な場所で口にしていた言葉です。
    受賞者はご本人の中曽根康弘さん。
    特別賞部門 特別賞
    鉄人 プロ野球の広島カープで日本の連続出場試合の当時世界新記録を達成した衣笠祥雄さんの愛称「鉄人」から。1974年までの背番号28から漫画の「鉄人28号」から取って『鉄人』に由来しています。
    なお受賞時は2191試合の連続記録更新中で、最終的には1987年10月22日に2215試合をマーク。
    「○○の鉄人」のようなフレーズがテレビや雑誌などでも使われる現象も起きました。
    受賞者はご本人の衣笠祥雄さん。

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  • 1986年(昭和61年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1986年(昭和61年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1986年(昭和61年)の日本新語・流行語大賞です。
    1984年から開始され、この年は第3回に当たります。

    前年・翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

    今でも聞く言葉は「ファミコン」「激辛」「究極(美味しんぼ)」「家庭内離婚」などでしょうか。
    今では普通に使っている「激辛」はこの年に生まれたんですね。

    公式サイトの発表はこちら「1986年の日本新語・流行語大賞」です。

    1986年の日本新語・流行語大賞

    1986 新語部門

    新語部門 金賞
    究極 この言葉自体は以前から今も使われているように、物事をつきつめるとか極めるという意味合いですが、これを別のニュアンスとして漫画「美味しんぼ」にて『究極のメニュー』という名称で使用したことにより受賞。
    「究極のラーメン」「究極のスポーツ」など、他の分野でも使われる結果に。グルメブームの火付け役とされた事なども受賞の理由と思われます。
    受賞者は美味しんぼ原作者の雁屋哲さん。
    新語部門 銀賞
    激辛 淡平という煎餅屋さんで一味唐辛子をまぶしたせんべい「激辛・特辛子」を販売したところ思わぬ反響があり、この「激辛」というフレーズがカレーやラーメン、その他エスニックや韓国料理などグルメ関連で幅広く利用される事に。
    明治17年創業の老舗煎餅店、神田淡平(かんだあわへい)の店主・鈴木昭さん。
    新語部門 銅賞
    ファミコン 1983年(昭和58年)7月15日(金)に任天堂から発売され、大ブームを巻き起こした家庭用ゲーム機。当時メーカー希望小売価格は14800円。
    1985年には「スーパーマリオブラザーズ」を発売し大ヒット、同年アメリカでの販売を開始。翌年1986年にはカナダ、台湾、香港やヨーロッパでも発売され世界的な大ヒット商品に。
    受賞者は当時任天堂社長の山内溥さん。
    新語部門 表現賞
    川の手 隅田川を軸としたその周辺の下町は明治以降、地盤沈下が進みますが1970年代からの法整備などの対策により収まりはじめます。
    そして政府主導の都市再開発もあり再興の願いを込め、東京都区部の「山の手」に対し『川の手』とネーミングされました。
    受賞者は当時東京都墨田区長の山崎榮治郎さん。
    家庭内離婚 愛情はすでに冷め夫婦生活が破綻しているものの、経済的な問題や子育て、互いの親の関係など等、様々な問題で離婚できないでいる状態を表現した言葉。
    林郁さんがテレビで発言しこの年「家庭内離婚」のタイトルで本を書いています。
    受賞者はご本人、作家の林郁さん。
    アークヒルズ 東京都港区の赤坂と六本木にまたがった位置にある、この年に完成したオフィス・住宅・ホテル・放送局などが入る複合施設で、大規模都市再開発のモデルケースとされ、東京の新名所に。
    民間の都市再開発事業としては当時最大級の規模でした。
    開発・運営は後に六本木ヒルズも運営することになる「森ビル」。計画は1967年から始まり、完成まで19年かかっています。

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    1986 流行語部門

    流行語部門 金賞
    新人類 それまでの古い世代とは違い、新しい価値観を持った若い世代を指している用語。
    主に1956年から1967年生まれが対象になっていて、秋元康さん、石橋貴明さん、尾崎豊さん、清原和博さん、北尾光司さんなどが挙げられます。
    この言葉を発案したのは評論家の栗本慎一郎さんで、筑紫哲也さんが朝日ジャーナルの連載「新人類の旗手たち」によって広く知られる用語になりました。
    受賞者はプロ野球の清原和博さん、工藤公康さん、渡辺久信さんの3選手で、これまでの球界の常識を打ち破ったファッションや言動などが理由です。
    流行語部門 銀賞
    知的水準 当時総理大臣の中曽根康弘さんが1986年9月22日に静岡県のホテルで行われた自民党全国研修会において外国(アメリカ)に対し「知的水準が低い」という旨の発言したとされる問題。
    日本のマスコミでは大きな報道はされなかったものの、アメリカで報道されると大きな反発があり、中曽根首相が謝罪。
    なお発言の内容は次のとおり。『しかも日本はこれだけ高学歴社会になって、相当インテリジェントなソサエティーになってきておる。アメリカなんかよりはるかにそうだ。平均点から見たら、アメリカには黒人とかプエルトリコとかメキシカンとか、そういうのが相当おって、平均的にみたら非常にまだ低い。』です。
    発言の意図としては人種差別ではなく民族や集団の学歴に差がある事を意図した発言であるとのこと。
    受賞者は当時ロイター通信社支局長のマイケル・サラモンさん。
    流行語部門 銅賞
    「亭主元気で留守がいい」 金鳥(KINCHO、キンチョー)ブランドで知られる大日本除虫菊の商品「タンスにゴン」(タンス用防虫剤)のテレビCMで使われたフレーズ。
    CMでは「駅前通町内会婦人部」なる女性たちの集会にて「今月の合言葉」としてこの言葉が紹介されるます。
    夫は元気で仕事し家庭にお金だけをを入れ、妻にとっては夫が家にはいない方が楽でいいという意味合い。
    受賞者は当時大日本除虫菊社長の上山英介さん。
    流行語部門 大衆賞
    おニャン子 前年の1985年から始まったフジテレビの番組「夕やけニャンニャン」でのアシスタントとして活動していた女子高生グループで、「おニャン子クラブ」として活動し、番組開始から約3ヶ月に発表されたデビューシングル「セーラー服を脱がさないで」のヒットでブレイクし、その後もグループはもちろん個々のソロ活動などでも歌に写真集にとアイドルシーンを席巻します。
    メンバーの加入と脱退が頻繁にあり、結成時11人で解散時は19人が在籍。1987年8月31日(月)、番組終了に伴い翌9月の解散コンサートももって2年半の活動を終了します。
    初期のメンバーは「オールナイトフジ女子高生スペシャル」という特番に出演していた女子高生から選抜された11人で、その後の追加メンバーは芸能界に染まっていない素人感覚の現役の女子高生が中心になっています。
    受賞者はおニャン子クラブ。
    「プッツン」 張りつめていたものが切れるときの擬音として使われる言葉ですが、これを頭の血管が切れた音に例え、こらえていた感情などが爆発して激怒したり感情のコントロールが効かなくなった状態を表したり、(頭の血管が切れているという意味で)奇行や異様な行動をする人物に対して使います。
    タレントの片岡鶴太郎さんがテレビ番組でこの「プッツン」をネタとして使い流行。
    1987年フジテレビのドラマ「アナウンサーぷっつん物語」や、1986年から1992年まで放送されていた日本テレビの「鶴ちゃんのプッツン5」のようにドラマや番組タイトルにも使われました。
    受賞者は片岡鶴太郎さん。
    流行語部門 特別賞
    「やるしかない」 この年に行われた衆参同日選挙で社会党の大敗を受け石橋政嗣さんが委員長を辞任し、土井たか子さんが第10代社会党委員長(党首)に就任したときの発言。
    受賞は「やるしかない」ですが、実際の言葉は「やるっきゃない」だったようです。
    受賞者はご本人の土井たか子さん。
    150円台 前年のプラザ合意により、1978年のカーターショック以降円安の流れになっていた円相場は急激に円高が進みます。
    200円台は当然のように割り込み、その後もさらにこの流れが止まらない状態となり、150円にまでなるとの予測は衝撃的に報道されます。
    東海銀行調査部は円高の相場を的確に読み取り発表していたため、受賞者は当時の東海銀行頭取・加藤隆一さん。
    なお当行は2002年に三和銀行と合併しUFJ銀行に、さらに2006年には東京三菱銀行と合併し三菱東京UFJ銀行になっています。
    流行語部門 語録賞
    「バクハツだ!」「なんだかわからない」 1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル「太陽の塔」制作でも知られる、画家・芸術家の岡本太郎さんがテレビ番組で発言していたフレーズ。
    レギュラー出演していた日本テレビのバラエティ番組「鶴太郎のテレもんじゃ」で登場する際に「芸術は爆発だ」「何だ、これは」の発言や番組内での言動がウケ話題に。
    受賞者は岡本太郎さん。
    流行語部門 不快語追放応援賞
    地揚げ・底地買い バブル景気で地価が高騰する中、土地の転売で利益を得ようと強引な手法で土地を買い漁る地上げ屋や、底地買いなどの不動産売買によるトラブルが増加。
    中には暴力団を使い住人を立ち退かせるなど悪質な行為もあり社会問題化する中、女優の馬渕晴子さんも購入した高級マンションがこの騒動に巻き込まれる事になりますが、相手の不動産業者に対し裁判を起こしその様子が報道されたことで「地揚げ・底地買い」反撃のシンボル的な存在に。
    なおこれらの問題は1992年のバブル崩壊により地価が下落し収束します。
    受賞は馬渕晴子さん。

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    他の年の流行語について

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  • 1985年(昭和60年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1985年(昭和60年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1985年の日本新語・流行語大賞の一覧と、それぞれの用語に解説を付けました。
    毎年12月に発表され話題になるこのイベントは前年の1984年に始まりましたので、1985年は第2回目となります。

    翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

    今でもよく耳にするのは「パフォーマンス」「NTT」「キャバクラ」でしょうか。
    「イッキ!イッキ!」は今ではこんな直接的ではないですが、違う言い回しでお酒を飲ませるコールがまだ使われてますね。

    公式サイトはこちら「1985年の日本新語・流行語大賞」です。

    1985年の日本新語・流行語大賞

    1985 新語部門

    新語部門 金賞
    分衆 この年の1月に発売された博報堂生活総合研究所の著書『「分衆」の誕生 ニューピープルをつかむ市場戦略とは』に掲載された考え方で、高度成長期には量的満足を求める「大衆」となり、その後必要不可欠なものが普及しだすと質的満足を求め「分割された大衆」に。そして価値観の多様化や個性化が進み「分衆」が生まれるとの内容。
    受賞者は当時、博報堂代表取締役会長で博報堂生活総合研究所社長の近藤道生さん。
    新語部門 銀賞
    パフォーマンス ダンスや演劇、楽器を演奏したり、行動や振る舞いなどを意味する「パフォーマンス」ですが、現在では当然のように誰もが使う用語ですが、当時もある程度は広まっていましたが今ほど一般的に使われてはいなかったようです。
    そんな中、日本社会党(現・社民党)が1985年6月に発表した「日本社会党の新宣言」の草案「日本社会党の新宣言-愛と知と力のパフォーマンス」が公表され、お堅いとされる同党がこの言葉を使った事で話題に。
    受賞者は当時日本社会党委員長の石橋政嗣さん。
    新語部門 銅賞
    NTT この年の4月、公衆電気通信法が電気通信事業法に改正された事により、「日本電信電話公社」が民営化され「NTT」(日本電信電話株式会社)になりました。大きく報道されあっと言う間に日本全国にこの名前が知れ渡ることに。
    日本電信電話公社は「電電公社」や「電々公社」と略され、読み方は「でんでんこうしゃ」。NTTは「Nippon Telegraph and Telephone Corporation」の略称です。
    受賞者は当時電電公社から引き続きNTTの社長を務めた真藤恒さん。
    新語部門 表現賞
    キャバクラ 「キャバレー」と「クラブ」を組み合わせた造語「キャバレークラブ」を略した用語。
    それまで(1960年代から1970年代頃)まではキャバレーが流行していましたが、ニクソン・ショックや中東で起きた戦争の影響でネオンサインの自粛などがあり停滞。
    新しい形態のお店として次第にキャバクラが台等してきました。
    なおキャバレー(cabaret)はフランス語で、クラブ(club)は英語です。
    受賞者はキャバクラ運営などを行う当時レジャラース社長(現・代表取締役会長)の新冨宏さん。
    言語戦略 鈴木孝夫さんの著書「武器としてのことば―茶の間の国際情報学」で提唱されている、国際社会において言葉を武器にする戦略が必要との主張。
    他国の言語を学ぶことや、国連の公用語6ヶ国語の中に日本語を加える事の重要性など等が説かれています。
    受賞者は著者で当時慶応義塾大学教授(現・名誉教授)の鈴木孝夫さん。
    ネバカ ネクラ・ネアカのように「ネ」(根)を使った用語の「ネバカ」は「根っからのバカ」の意味。
    当時は女子大生・女子高校生ブームで大人たちからチヤホヤされて舞い上がっている若者達を揶揄した言葉。
    受賞者は考案者のエッセイスト・諸井薫さん。

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    1985 流行語部門

    流行語部門 金賞
    「イッキ!イッキ!」 コンパや飲み会や居酒屋など、お酒の席でのイッキ飲みを煽る掛け声、今でいう「一気飲みコール」。
    この当時よりも前から若者を中心に使われていたようですが、その世代が社会に出て一般的にも見かける光景になったことから。
    公式サイトではスーツ姿でイッキ飲みする姿が「若者の幼児化」ともとれると説明されています。
    受賞者は慶応義塾大学体育会代表の方達です。理由は同会が最初にこのコールを始めたとの情報から。
    流行語部門 銀賞
    トラキチ プロ野球の球団・阪神タイガースの熱狂的なファンの事。タイガースの「虎」とキチガイの「キチ」を組み合わせた造語。
    当時は掛布選手や真弓選手やバース選手などスター選手が揃っており、21年ぶりのリーグ優勝をもたらしています。
    現在ではキチの方はテレビでの放送禁止用語の1つで汚い言葉ですが、この用語に蔑称の意味はありません。
    受賞者は1977年にそれまで10を超える阪神タイガース私設応援団を統合し、初代団長だった松林豊さん。
    流行語部門 銅賞
    角抜き ロッキード事件により逮捕・起訴され自民党を離れた田中角栄さんでしたが、その後も「闇将軍」と呼ばれ、政界に絶大な影響力を持ち続けており「角影内閣」「直角内閣」「田中曽根内閣」などとも言われるほどでした。
    しかし2月27日に脳梗塞で倒れ入院したことがきっかけとなり、その影響力は急速に失われてゆくことに。
    竹下登さんと金丸信さんによる経世会旗揚げなどもあり、田中角栄さん抜きにして物事が進んでゆく状態を「角抜き」と表現しました。
    言葉の由来は沖縄返還の際に使われた用語「72年・核抜き・本土並み」からと思われます。
    受賞者は当時日本経済新聞政治部部長の山岸一平さん。
    流行語部門 大衆賞
    「私はコレで会社をやめました」 タバコ型をした禁煙グッズ「禁煙パイポ」のテレビCMで話題になった台詞。
    CMはまず1人目の中年サラリーマン風の方が禁煙パイポを縦に持って『私はこの禁煙パイポでタバコをやめました』と言い、続いて2人目も『私もこのパイポでタバコをやめました』そして3人目ではパイポでなく小指を立てて『私はこれ(小指)で会社を辞めました』とオチを付け、最後に3人で「ぷはー」と言いCMが終了します。
    小指は女性を意味していて、会社で女性問題があり会社を辞めるはめになった事を示唆しています。これがサラリーマンに大いに受け流行することに。
    なお、小指を立てる人がいない、3人とも禁煙パイポを紹介するバージョンもあります。
    受賞者は当時アルマン株式会社(後にマルマン傘下に)の代表取締役・三好重恭さん。
    「投げたらアカン」 プロ野球の近鉄バファローズで活躍した300勝投手の鈴木啓示さんが公共広告機構(ACジャパン)での青少年健全育成キャンペーン用CMで語った台詞。人生・人間・学校などを投げ出したらいけないの意味。
    関西弁のアクセントや印象に残るフレーズが子供に受け話題に。
    鈴木啓示が語るフレーズは次の通り。『わしは雑草や。踏まれて傷だらけになっても当たり前や。けど見てみい、雑草はコンクリートを割ってでも伸びてきよる。中・高生諸君、雑草になろやないか。投げたらあかんのや。一度や二度の失敗で人間投げたらあかんのやで。』
    受賞者は鈴木啓示さん。
    流行語部門 特別賞
    100ドルショッピング 当時内閣総理大臣だった中曽根康弘が「1人100ドルの外国製品を買いましょう」という内容の呼びかけを行ったことで、皮肉も込められて話題になった用語。
    急速な経済発展を遂げた日本は、様々な分野でアメリカとの深刻な貿易摩擦が生じるようになったため、輸入制限などの報復措置をチラつかせて日本に圧力をかけたようです。
    当時はアメリカの貿易赤字は膨らむばかりだったうえ、日本企業によるアメリカの有名なビルや一等地の購入などもありジャパン バッシングが行われていた背景があります。
    受賞者は中曽根康弘さん。
    流行語部門 特別語録賞
    「愛しているからチラいのよ」 生島治郎さんが1984年に発表した小説「片翼だけの天使」で登場するヒロインの韓国人女性が言ったセリフ。
    本はベストセラーとなり二谷英明さんと秋野暢子さん主演で1986年には映画化されます。
    離婚歴のある中年小説家がカメラマンの友人に誘われ行ったソープランドで知り合った韓国人ソープ嬢との純愛物語。
    受賞者は生島治郎夫妻。
    流行語部門 特別功労賞
    テレビ番組「ひょうきん族」から発する各種流行語 フジテレビ系列で1981年5月16日から1989年10月14日まで放送されていたお笑い番組「オレたちひょうきん族」。
    「タケちゃんマン」「ブラックデビル」「アミダばばあ」「知っとるケ」「ホタテマン」「アダモステ」など数々の人気キャラクターや流行語を生み出し、1982年10月2日の放送では同時間帯で放送されていた(裏番組)国民的人気だった「8時だョ!全員集合」の視聴率を超えるなど、テレビの在り方を変えたと言われるほどの人気に。
    受賞者は当時フジテレビジョン編成局第2制作部の横沢彪さん。

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  • 1984年(昭和59年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1984年(昭和59年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

    1984年の「日本新語・流行語大賞」の受賞ワードを賞ごとに分類し、その解説を掲載しました。

    今では毎年12月1日(この日が土日の場合は翌平日)の発表日にはニュースやネットでも大きな話題になるまでのイベントになっていますが、第1回は1984年に自由国民社という出版社により開催されました。

    翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

    公式サイトはこちら「1984年の日本新語・流行語大賞」をご覧ください。

    1984年の日本新語・流行語大賞

    1984 新語部門

    新語部門 金賞
    オシンドローム 1983年4月4日(昭和58年)~1984年3月31日(昭和59年)まで放送された、NHK連続テレビ小説「おしん」がアジアを中心とした世界各国で話題となり、これをアメリカのニュース雑誌「TIME」が「おしんドローム」(oshindrome)と表現したことから。
    おしん(oshin)と、症候群の意味があるシンドローム(syndrome)を組み合わせた造語。
    受賞者はタイムに寄稿した当時フリー記者ジェーン・コンドンさん。
    新語部門 銀賞
    鈴虫発言 1983年(昭和58年)10月12日、ロッキード事件で田中角栄元首相に一審で懲役4年、追徴金5億円の有罪判決が下ったのを受け、同年12月に行われた衆議院議員選挙では「政治倫理」が争点となり、頻繁にこのワードがメディアに登場することに。
    これに対し当時の内閣総理大臣・中曽根康弘さんが『倫理、リンリとまるで鈴虫が鳴いているようだ。』と発言したことから。
    受賞者はご本人、中曽根康弘さん。
    新語部門 銅賞
    スキゾ・パラノ 浅田彰さんの著書「逃走論―スキゾ・キッズの冒険」の中で、いろいろな事に興味を持ち時々で切り替えながら生きる人間を今を「スキゾ」、一つの事に固執して生きる人間を「パラノ」と分類。
    自分はスキゾ人間、あの人はパラノ人間、のような会話がされるまでに広まりました。
    それぞれスキゾフレニア、パラノイアの略とされています。
    受賞者は翻訳家、批評家で本の著者・浅田彰さん。
    新語部門 特別賞
    特殊浴場 現在の「ソープランド」に当たるお店は以前「トルコ風呂」の俗称が使われていました。
    トルコから東京大学地震研究所へ留学中のヌスレット・サンジャクリさんはこれにショックを受け、当時トルコ大使館参事官イルハン・オウスさんと共に改称に向け厚生大臣に直訴するなど改称運動を開始。
    マスコミにも取り上げられ「トルコ風呂」は「ソープランド」へと改称に。
    受賞者はイルハン・オウスさん。

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    1984 流行語部門

    流行語部門 金賞
    まるきん まるび イラストレーターの渡辺和博さんの著書「金魂巻」(きんこんかん)に出てくる用語で、当時「一億総中流」と言われるなかでも、同じ職業でもライフスタイルや行動によって何でもうまく事が運ぶ高収入者を「○金」(まるきん)、うまくいかない低収入者を「○ビ」(まるび)と、所得格差や階層差を描写しベストセラーに。
    メディアでも取り上げられ頻繁に使われる言葉になりました。受賞者は渡辺和博さん。
    流行語部門 銀賞
    くれない族 「~してくれない」とよく口にしたり、そういった思考の人のこと。
    ●●してくれない?とお願いする意味でなく、「理解してくれない」「かまってくれない」「教えてくれない」のように欲求不満の意味合い。主に主婦を対象にした用語。
    TBSで放送されたTVドラマ「くれない族の反乱」(田村正和・大原麗子主演)から。
    受賞者は「くれない族の反乱」スタッフ。
    流行語部門 銅賞
    疑惑 夫妻でロサンゼルス旅行中に銃撃事件に遭遇し妻が死亡、生き残った三浦和義氏に対し週刊文春が「疑惑の銃弾」と題し、保険金目的による三浦氏の殺人事件との疑惑を報道。「ロス疑惑」の言葉がマスコミで多用されるようになり受賞。
    受賞者は週刊文春編集部。
    流行語部門 特別賞
    千円パック 「かい人21面相」と名乗る犯人により江崎グリコ、丸大食品、森永製菓、ハウス食品などの大手食品会社数社の製品に対し、毒物を混入のうえ脅迫した事件(グリコ・森永事件)。
    日本全国が不安に陥るなか、森永の社員らは取り扱い店のパトロールや、工場で1200円分ほどの自社製品であるお菓子を袋詰めにして、完全に包装し街頭等で販売したそうです。
    事件の影響で売り上げは減ったものの、この1000円パックは好評だったとのこと。
    受賞者は森永製菓(株)。
    流行語部門 大衆賞
    「す・ご・い・で・す・ネッ」 フジテレビで放送していた「笑っていいとも」で、所ジョージさんがあまり大したことでもない内容にも大げさに『すごいですねー』と褒め返しているのが若者にウケ、場を盛り上げる際に何でもかんでもこの言葉が使われるように。
    受賞者はご本人の所ジョージさん。
    「教官!」 1983年10月18日から1984年3月27日まで、TBS系列で毎週火曜に放送されていたTVドラマ「スチュワーデス物語」にて堀ちえみさんが演じるスチュワーデス(現在でいうキャビンアテンダント)の主人公「松本千秋」が、風間杜夫さん演じる教官の「村沢浩」に対して言う台詞。
    「ドジでのろまなカメ」(ドラマ中の台詞)なスチュワーデス訓練生と教官による師弟愛を描く、いわゆる「ド根性ドラマ」のストーリーでしたが、そのドジっぷりや堀さんの独特な演技も相まって話題に。
    まったく教官と関係ない人を呼ぶ際にも「教官」などと面白おかしく使われる現象も。
    受賞者はご本人の堀ちえみさん。

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  • 新語・流行語大賞の一覧と解説

    新語・流行語大賞の一覧と解説

    「新語・流行語大賞」は、その年多くの人たちの間で話題になった新語または流行語を選び、その言葉に関係する人や団体を表彰するイベントです。
    毎年12月1日(この日が土日の場合は翌平日)に発表され、ニュースにも取り上げられるなど全国に広く知られた賞の1つです。

    公式サイトはこちら「ユーキャン新語・流行語大賞」です。

    はじまりは1984年「現代用語の基礎知識」などを発行している出版社・自由国民社が「日本新語・流行語大賞」として開始し、2003年には株式会社ユーキャンと提携、2004年からは「ユーキャン新語・流行語大賞」に改称、現在に至ります。

    以前は「新語部門」の金から銅賞、「流行語部門」金から銅賞のように部門が分かれていましたが、1991年と1994年以降からは年間大賞として統一された形式になっています。
    現在の選考方法は「現代用語の基礎知識」の読者アンケートの結果をもとに編集部が選定した50語を「ノミネート」とし、新語・流行語大賞選考委員会によってノミネートから「トップテン」と「年間大賞」が選ばれます。

    以下に1984年からすべての語句を年別にし、各賞ごとに分類し解説分を掲載しました。
    各年の最後には解説記事へのリンクがありますので、さらに詳細を見る場合はそちらのリンクへお進みください。
    (さらに…)

  • ステーキの重さ8オンスから48オンスの写真比較とカロリー等の栄養成分まとめ

    ステーキの重さ8オンスから48オンスの写真比較とカロリー等の栄養成分まとめ

    8オンスから48オンスまで、ステーキの写真と栄養成分をまとめました。
    ステーキ屋さんなどで見かけるオンス(またはオウンス)ですが、実際どれくらいの量なのか目安としてお使いいただければと思います。

    ステーキの「グラム」「ポンド」の他にもハンバーグの比較や、「レア」「ミディアム」「ウェルダン」など合計10種あるステーキの焼き加減、ラーメンとつけ麺についてまとめてみましたのであわせてご覧下さい。

    (さらに…)

  • ステーキ0.5ポンドから3ポンドまでの写真とカロリー等の栄養成分まとめ

    ステーキ0.5ポンドから3ポンドまでの写真とカロリー等の栄養成分まとめ

    ステーキ肉のポンド(パウンド)ごとの栄養成分と、その写真を一覧にしました。
    ハーフポンドから3ポンドまで掲載しています。

    ステーキ専門店などで時々ポンドで表記されている場合など、どれくらいの量や大きさで一体何グラムなのかわかりませんよね。
    そんなときに大きさや量の目安としてお使い下さい。

    ステーキの「グラム」と「オンス」の他にもハンバーグの重量目安、そして「レア」「ミディアム」「ウェルダン」など合計10種あるステーキの焼き加減、ラーメンとつけ麺の栄養成分についてもまとめましたのであわせてご覧下さい。

    ポンドをグラムに換算すると、1ポンドは453.59237グラムになります。
    オンスでいうと1ポンド=16オンスです。
    この単位が使われている国でよく知られるのはアメリカとイギリスですが、両国で少し重さの基準が異なりますので、ここではアメリカの重量を基準とします。
    英語綴りは「pound」複数の場合は「pounds」で、単位は「lb」複数形は「lbs」です。

    下に記載されている各栄養成分のデータは日本食品標準成分表を参考に、乳牛の脂身付肉の数値となっております。
    和牛や輸入肉などその他の肉の種類についてはこちら「各種牛肉100gあたりのカロリー・栄養成分」のページに掲載したのでご覧ください。

    ハーフポンド(約226.8グラム)

    0.5ポンドのステーキ
    0.5ポンド(ハーフポンド)のサーロインステーキ

    ライスやサラダがついたセットの場合は女性はちょっと多いと感じるかもしれません。
    男性だと少しもの足りなく感じる量です。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 758 37.4 63.3
    ヒレ 420 48.3 22.2
    リブロース 928 32.0 84.1
    ランプ 562 42.2 40.4
    かたロース 721 36.7 59.9
    モモ 474 44.2 30.2

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    1ポンド(約453.6グラム)

    1ポンドのステーキ
    1ポンドのサーロインステーキ

    女性だと肉だけでもかなり厳しいです。
    男性もセットだとお腹いっぱいになりそうです。大食いの方はまだ余裕がある量です。
    1ポンド=16オンスです。
    さらに詳しい説明と大きさのわかる写真はこちら「ステーキ1ポンドの大きさや栄養成分」からご覧いただけます。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 1515 74.9 126.6
    ヒレ 839 96.6 44.5
    リブロース 1855 64.0 44.5
    ランプ 1125 84.4 80.7
    かたロース 1442 73.5 119.8
    モモ 948 88.5 60.3

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    1.5ポンド(約680.4グラム)

    1.5ポンドのステーキ
    1.5ポンドのサーロインステーキ

    迫力を感じる大きさ。肉だけでも厳しい量です。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 2272 112.3 189.8
    ヒレ 1259 144.9 66.7
    リブロース 2783 95.9 252.4
    ランプ 1687 126.6 121.1
    かたロース 2164 110.2 179.6
    モモ 1422 132.7 90.5

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    2ポンド(907.2グラム)

    2ポンドのステーキ
    2ポンドのサーロインステーキ

    普通の方は完食が厳しいです。大食いの方でもお腹いっぱいになってくる量です。
    2ポンド=32オンスです。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 3030 149.7 253.1
    ヒレ 1678 193.2 88.9
    リブロース 3710 127.9 336.6
    ランプ 2250 168.7 161.5
    かたロース 2885 147.0 239.5
    モモ 1896 176.9 120.7

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    2.5ポンド(1134.0グラム)

    2.5ポンドのステーキ
    2.5ポンドのサーロインステーキ

    1kgを超えていますので、一部の方しか食べられない量です。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 3788 187.1 316.4
    ヒレ 2098 241.5 111.1
    リブロース 4638 159.9 420.7
    ランプ 2812 210.9 201.9
    かたロース 3606 183.7 299.4
    モモ 2370 221.1 150.8

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    3ポンド(1360.8グラム)

    3ポンドのステーキ
    3ポンドのチャックステーキ(肩ロース)

    探せば意外といますが、完食できる方はかなり少なくなります。
    3ポンド=48オンスです。

    肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
    サーロイン 4545 224.5 379.7
    ヒレ 2517 289.9 133.4
    リブロース 5566 191.9 504.9
    ランプ 3375 253.1 242.2
    かたロース 4327 220.4 359.3
    モモ 2844 265.4 181.0

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    その他の重量比較

    他の食品での重量も比べていますので、よろしければ合わせてご覧下さい。

    オートミールやコーンフレークなどのシリアルもまとめています。

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    以上となります。
    写真は「いきなり!ステーキ」「ヒーローズ 秋葉原店」各店のビーフステーキです。
    なお、写真は目安であって、ぴったりの重さではありませんので目安としてご覧ください。
    また、肉の種類によっても体積が違いますのでご了承下さい。



  • ステーキのグラムごとの写真とカロリーなどの栄養成分まとめ

    ステーキのグラムごとの写真とカロリーなどの栄養成分まとめ

    牛肉ステーキのグラム(g)ごとの写真と、カロリー・脂質・たんぱく質などの各種栄養素をまとめました。

    メニュー表にグラムだけで書かれていたり、実際と違う重さがサンプル写真になっている場合などはどれくらいの量なのかイメージしにくい場合もあると思いますので、そんなときの目安に使っていただければと思います。

    肉の種類は「サーロイン」「ヒレ(フィレ、テンダーロイン)」「リブロース」「ランプ」「かたロース(チャック)」「モモ」。

    重量は100gから1300gまで100g刻みに、ファミレスやステーキ屋さんで見られる120g・150g・180g・250g・350g・450gと、それぞれの重さに対する感想も合わせて掲載しました。

    なおグラムの他にも「ポンド」と「オンス」の表記や、ハンバーグの写真、そして「レア」「ミディアム」「ウェルダン」など合計10種あるステーキの焼き加減についても記事を作成しました。
    また、ラーメンとつけ麺についても重量ごとに写真と栄養成分をまとめましたのであわせてご覧下さい。

    (さらに…)

  • 「Uターン現象」「Jターン現象」の意味と違いは?「Iターン現象」など他のターンもあわせて解説

    「Uターン現象」「Jターン現象」の意味と違いは?「Iターン現象」など他のターンもあわせて解説

    「Uターン現象」は、地方から都市に移り住み再び地方に戻る事です。
    これと一緒に使われる事が多いのが「Jターン現象」で、こちらは地元の地方都市から大都市に移り住んだ後、地元近くの中規模な都市に移り住む事を指します。

    Uターンの方は完全に地元に戻るのに対し、Jターンは地元ではない点が異なります。

    「現象」を省いて単に「Uターン」「Jターン」と言われる場面も多く見られます。

    このような人の流れについての現象を総称して「人口還流現象」(じんこうかんりゅうげんしょう)と呼び、上記のUとJの他にも「Iターン現象」「Oターン現象」などもよく目にする用語になっています。

    「Iターン現象」は、地元(出身地)とは別の都市に移り住む事で、主に都会から田舎への移住を指す事が多いようですが、逆の田舎から都会への移住も含む用語です。
    「Oターン現象」は、Uターンで地元に戻った人が再び都市に移住する事です。
    Oターンを除くこれら3つの現象は「UJIターン現象」(ゆーじぇいあいげんしょう)とも呼ばれます。

    (さらに…)